初めてお話をさせていただいたときは、管理職で上司と部下の板挟みになってストレスがひどく会社に行くのが苦痛になり、休職して2か月以上経っていらっしゃいました。

職場では味方になってくれる人がいなくて、ご自宅ではお母さまとの2人暮らし。

お母さまも内向的でご近所付き合いがなく、買い物以外はほとんどお2人でお家で過ごされていらっしゃいました。

 

★心理カウンセリングを受けてみた感想

自分の鬱病のことを相談していたつもりが、心理カウンセリングでやりとりしていくうちに母親の話も聞いてくれて、母親との接し方も考え直すきっかけになりました。

自分のことでいっぱいいっぱいで気づかなかったけど、母親にも少しうつ症状が出ている可能性があるかもしれないと言ってくれて、高齢の母親には1年前に引っ越しして近所付き合いがなくなったり環境が変わったことが、知らず知らずのうちにストレスになっているかもなど一緒に考えてくれて、母親との接し方を変えていくうちに母親も積極的に外に出るようになり、親子で近所のスポーツクラブに通い始めました。

母親はスポーツクラブに熱心に通うようになり、近所に友達もたくさんできて楽しそうにしています。

結局、前の会社は辞めて転職しましたが、母親が明るく前向きになってきて自分自身も負けていられないと思いました。

以前は自分のことしか考える余裕がなくて、母親の変化に気づきませんでした。

もしあのまま、母親の変化に気づかなかったらと思うとゾッとします。