私は失笑恐怖症なのですが、皆さんは失笑恐怖症という病気をご存じでしょうか?

簡単に説明すると
「お葬式などの笑ってはいけない場で、笑ってしまう病気」
です。

小学校高学年の頃から自覚し始めました。
もともと笑い上戸でもあるため、とにかくちょっとしたことでも爆笑していました。

周りの大人たちは
「箸が転んでもおかしい年頃だもんね」
と言ってくれていたので、普通のことなのだと思っていました。
周りからは、ただの笑い上戸だと思われていたみたいです。

ただ、小学校の卒業式や転校してしまう友達との悲しいお別れのシーンでも笑いたくなり、心は悲しいはずなのに笑いたくなってしまう自分を不思議に思っていました。

 

友人のお父様のお通夜で失笑恐怖症の症状が出る

中学生の時に友達のお父様がお亡くなりになって、初めてお通夜というものに参列させていただいたのですが、
「お焼香は目の前の人がやることを真似すればいいから」
と母に言われて家を出て、そのまま友達と葬儀場へ。

周りの人の真似をして受付でお香典を預けて記帳し、いざ会場へ。

禿げたお坊さんが、何か叩いてリズムをとっている…

お坊さんがDJに見えてきました…。

笑いが込み上げてきた…どうしよう(´・ω・`)

頭の中は【DJハゲ】という不謹慎な言葉で頭がいっぱい…

どうしよう…

下を向いてニタニタしながら、必死に笑いを堪えてお焼香をする列に並んでいましたが、徐々に自分の順番が近づいてきて大変なことに気づきました。

次のミッションのお焼香は、母から「お焼香は目の前の人がやることを真似すればいいから」と言われていましたが、後ろからは目の前の人がやっていることが見えないのです。

下を向いて何かをとって3回おでこに当てているみたいですが、後ろからはよく見えず…
いざ自分の番がきて、香炉の中に手を伸ばしたらめちゃくちゃ熱かったので反射的に手を引っ込めて、隣の人をちらっと見てカンニングしたら、つかみ取るものを間違えたことに気づき、急いで抹香に手を伸ばし抹香をおでこにつけて香炉に入れる作業を3回繰り返しました。

抹香をおでこにつけるときに、念を送るものだと思い
「成仏してください」
と心の中で唱えながら、焼香台に抹香をパラパラとバラまいてしまいましたが、まだ間違えには気づかず。

抹香をばらまいたことに動揺し、鼻息でさらに抹香が飛んでまた笑いがこみあげてきましたが、ニヤつきながらも下を向いてごまかし何とか乗り切りました。

そしてお焼香のミッションを終えて、先にお焼香を済ませた友達のもとへ行くと
「おでこにゴミがついてるよ」
と言われ、お焼香は抹香をおでこにつけるものだと勘違いしていた私は
「お焼香したんだから当たり前じゃん。寧ろ、なんでMはおでこに(抹香が)ついていないの?乾燥肌なの?」
と聞いたら、
「え?おでこにつけるものじゃないよ。それに、みんなにも拝んでたけどそれも間違えだよ」
と、私がお焼香のミッション中にご遺族や参列者にも合掌していた私を見て、笑いそうになったらしいです。

普段から笑いの沸点が低いのは自覚していましたが、さすがに友達のお父様のお通夜で笑いたくなってしまったのは猛省しました。

他にも、先生に怒られている最中や、友達の結婚式や友達の親のお葬式、自分の身内のお通夜など、笑ってはいけない場で笑ってしまったことも多々あります。

私が感じた失笑恐怖症あるある

★エレベーターで見ず知らずの他人と乗り合わせている時に限って笑いたくなる
★試験中やお葬式、講習会など、大勢の人がいるのに静かにしている場で笑いたくなる
★笑いたくなるのを我慢すると余計に笑いが込み上げてくる
★誰かに怒られている最中に笑ってしまい、余計に怒られる。でも笑いは止まらない。
★お葬式などに参加する前、参列中に笑ってしまうんじゃないかと不安になる
★映画館で、みんなが泣いてしまうようなシーンで笑いが込み上げてくる
★真剣に授業や講習を受けているのに、急に笑いが込み上げてくる

 

私独自の失笑恐怖症との向き合い方

笑ってはいけないような場面で笑ってしまうので、周囲の人から変な目で見られてしまうようなことも多々あります。
私は無理に治そうとするよりも、職場や友達には先に自分の病気を言うようにしています
認知度が低い病気なので、最初はみんな「何?そんな病気あるの?」と不思議がられますが、私が変なタイミングで笑うのを見ているうちに慣れてくれます。
「また~今度は何に対して笑ってるの?(笑)」
と、一緒にいる人もつられて笑ってくれます

お葬式などでは、会場に入る直前にいっぱい笑っておきます。
不謹慎ですが、参列中はもし笑いが込み上げてきたら、ハンカチで顔を覆って嗚咽しているようにみせてごまかします。

その他の場では、イライラする想い出や泣きたくなる想い出を思い出すようにしています。

ただ、近くに自分の病気を理解してくれている人がいるときは精神的に安定するのか、まずい場所で笑いそうになることが減りました。
いざ、笑ってしまったらフォローしてもらえるという安心感があるのかもしれません。

もっと、この失笑恐怖症の認知度が上がれば良いのですが。
マタニティマークみたいに失笑恐怖症を持っている証を身に着ければ、笑ってしまっても周りから理解してもらえるのに。

悪気があって笑っているわけではなく、緊張状態やストレスを感じた際に笑いが出てしまうことを理解していただきたいです。
失笑恐怖症は対人恐怖症(社交不安症)の一種とも言われていて、人間関係があまり得意ではない人に多いみたいです。

確かに私は団体行動は苦手ですし、人見知りだし、仲の良い人と少人数で行動したり1人行動が好きです。
大勢の前で話すのも、どちらかというと苦手です。
ですが、人前で歌うのは平気だし、友達の結婚式などでも茶化したりするし、変な空気になっている時に笑いを起こさせるのも好きです。
なので、お調子者のイメージを持たれることもあります。

失笑恐怖症の方って、もとからよく笑う明るい性格の方が多いと思うし、笑顔は周りの人に伝染させることができます。
お葬式などで笑いたくなるのは困るけど、もっとこの病気をたくさんの方に知っていただき、職場や友達には病気のことを話して理解してもらい、たくさんの味方を作っちゃえば意外と自分自身の気持ちが安定するし、変な時に笑いたくなる発作の回数もぐんと減ります。

自分で言うのもなんですが、普段全然笑わない人より、ちょっとしたことでも笑っちゃうくらいいつも笑っている人の方が一緒にいて明るい気持ちになるし楽しいと思います。
笑顔や楽しさは伝染します。
一緒にいる人がいっぱい笑って楽しそうにしていると、自分も笑顔が増えるし楽しい気分になります。

私は笑わないように無理をするより、もし笑っちゃった時にゴマかす方法のレパートリーを増やしたり、病気を理解してくれる味方を増やして、安心できる材料を増やすようにしています。
これは認知行動療法という、自分自身の考え方などを変えてストレスを減らしていく方法です。

笑ってしまった時のゴマかし方のレパートリーをたくさんもっていても、最近はほとんど失笑恐怖症の症状が出ないので、使う機会があまりありません。
認知行動療法がきいているみたいです。

笑い上戸は相変わらずなので、1度笑いのツボに入ってしまうとなかなか大変ですが、笑うことは免疫力も上がるし身体に良い効果もたくさんあります。
なので、気にしないで思う存分笑います。

ちょっとしたことでも全力で笑えるなんて、得な性格だと思います。
笑いたいと思ったときは、我慢せずに笑っちゃえばいいのです。

以前、仕事の研修中にめちゃめちゃ厳しい研修責任者に同期全員で怒られたことがあり、責任者が怒鳴って全員が静まり返っている中、失笑恐怖症の症状が出てしまった私は爆笑してしまい、更に怒られたのですが笑いは全く止まらず、最終的には責任者も同期もみんな笑ってしまい和やかムードになってしまったことがあります。
もし、変な場で笑っちゃったときは皆を笑いの世界に巻き込んでしまえばいいのです。

もっと失笑恐怖症の認知度を上げて、この病気に対する理解者を増やす方法を考えています。

もし、失笑恐怖症を持っていて悩んでいる方がいらっしゃったら、味方になってあげてくださいね。

失笑恐怖症の方や笑い上戸の方に使っていただきたくて、LINEスタンプを作りました😆

良かったら見てください♪

 

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